経営者

経営者は孤独だ。それはわかっていた。同等に付き合える友人も限られてくる。しかも、同等の、というと、相手も経営者だったりするのだ。
表面では付き合っても、内情までぶちまけるわけにもいかない。所詮、経営者同士でライバルなのだ。
「結婚」の2文字が頭に浮かんだのは、自分が経営者として落ち着いてきたころだった。
仕事の後、ほっとできる家庭がほしかった。もし妻でもいれば、自分の孤独感をいやしてくれるのではないか、と。
最初は、経営者仲間からの紹介で女性と何度かデートした。だが、どの女性も、どこかぎこちなくて、気を使うばかりで、自分が心からくつろぐことはできなかった。
あの女性たちは、経営者という肩書だけで私を判断していたのではないだろうか。なんとか、「経営者の妻」という肩書を手に入れようと必死だったから、その緊張感が私に伝わってきて、くつろぐことができなかったのではないか。
月20万円 愛人契約
そう考えて、私は自分の身分を隠して、ウソの経歴で婚活パーティーに参加した。
自分の年齢から言っても、20代の小娘では相手にならない。きちんとキャリアを積んでいる、知的で上品な、そういう30代の女性がいい。
だが、その30代の婚活パーティーに行くと、女性たちのがっつきが耐えられなかった。自分は年収500万円のサラリーマンという肩書なのだが、その程度の経歴でも、女性たちが目の色を変えているのがひしひしと伝わってきて、やり切れなくなった。
私は、どちらかというと、普通の、一般的な、暖かい家庭がほしいだけなのだ。どうしてそれをかなえてくれるような、ごく普通の女性がいないのか。そういう女性はどこに隠れているのか。
いまだに自分は独身で、孤独のままだ。

[2]スレ作成|スレ検索[5]
スレッド件数0件

更新|


スレッド未作成



更新|
掲示板Searchへ
emoji[free]掲示板無料レンタル
ココを友達に教える

掲示板管理者へメール
管理ログイン

オススメ掲示板
23'Erotika
陽炎
これ誰? @ 神楽
掲示板カテゴリ検索
[アダルト]総合 写メ/ムービー
雑談/その他 体験談/小説
無料レンタル動画まとめe-Movie
無料レンタルBBSebbs.jp