僕は最近までチェリーだったんですけど、めでたく卒業をしました。相手は出会い系サイトで知り合った女性で、普段は看護婦さんをしている26才。年上でした。
出会い系サイトでメールを始めて一ヶ月して初めて会った時から数えても半年。色々と遊びに行って、色んな話をしてようやくこの間セックスまでこぎつけることができた。感激です。
しかし、ラブホテルに入る時から、僕には戦慄が走ります。というのも、僕はラブホテルになんか入れたことがなかったからです。
お城みたいな大理石の(ような)床、部屋の写真と番号があって、どちらへ行けばいいのか軽くパニックになりそうな時、
「どの部屋がいいかなあ」
と彼女が言うものだから救われました。ラブホテルに来たのが初めてだんて思われたくないですからね。
童貞を売りに童貞狩りされる体験談
なるほど、ラブホテルというのは、まず部屋を選ぶのですね。でも写真と幾つかの写真だけでどの部屋がいいかなんて分からなくないですか?
まあ、僕はお金もあまりないので値段の一番安い部屋……を選ぼうとして、その横の二番目に安い部屋のボタンを押しました。一番安い部屋じゃあんまりにカッコ悪いので。
すると、ランプが点灯します。ランプが部屋までの道筋を矢印で誘ってくれるシステムなのです。これに気づくのに少しかかって、肝を冷やしました。
迷路みたいな道を行って、部屋に入ったら入ったで、『はて、果たしてセックスとはどうやってはじめるものなのか』という疑問がたちどころに沸いてきます。
すると、
「じゃあ私、シャワー浴びてくるね」
と彼女が言うので、またまた救われる。
そうか、シャワーを浴びるところから始めるものなんですね。すると自然に裸にもなれて一石二鳥というわけでしょう。
お互いのシャワーが終わり、ベッドに入ったら入ったでこれまたワケが分からなくなります。
でも、僕はどうしてもチェリーだとバレたくなかったので必死にやりました。一番肝心なときも、『ここでイイのかな?』と不安になりながらも何とかなった。
ただ、多分ですけど……彼女には僕がチェリーだったということはバレていたでしょうねえ。