円光と言う言葉が当てはまるかわからないが、僕はあるプロレス団体のファンの集いで、彼女と巡り合った。
ナツキちゃんは、いわゆるプ女子。お気に入りの選手がいて、その団体が地方巡業に行く時は追っかけをしている。
全てをプロレス観戦につぎ込んでいる女の子で、他にはまるで興味がなし。
もう少し髪を伸ばしてきちんとメイクすればかわいい子なのになあ、と、一心不乱にプロレスについて熱く語る彼女を見て思ったものだ。
ただ、好きが高じて、遂に貯金が底をついたらしい。
「ちょっと、援助してほしいんだよねー」
と、話はナツキちゃんの方から持ちかけられてきた。
ただし、本番は勘弁してほしいとのこと。本番は、お気に入りの選手のために取っておきたいそうだ。なんだそりゃ。
とりあえず、キスはNG、おさわりはOK。ヌキはサービスと言う事で話はまとまった。
だが、僕にはやりたいことがあった。それは、プ女子相手にプロレスごっこをやることだ。
僕の提案に、ナツキちゃんは笑いながらOKしてくれた。
ホテルのベッドの上で、円光プロレス30分1本勝負が始まった。
お互いにパンツ一枚になって、ベッドに膝をつきながらの対戦だ。
わりきりの相場
当たり前の話だが、本気で殴り合ったりするわけではない。あくまでもプロレスごっこだ。技の形が上手く決まればそれはダメージとなる。
そのあたりは、プロレスファン同士でないと、加減と採点ができない仕組みだ。
まずは、ナツキちゃんとロックアップする。ぐっとつかんだ彼女の肩は意外にも筋肉で引き締まっていた。
ナツキちゃんが乳を揺らしながらの回し蹴り。僕がそれを交わして両足で挟み込んでのシザースホールド。
そして、ロープに逃れた彼女の腰に後ろから手を回して、体格差を生かした抱え上げ式バックドロップ。しかし、彼女は体をひねって技から逃れると大きく股を開いて延髄斬り。ダウンを奪うと、馬乗りになってキャメルクラッチ。
流れるような技の攻防に、僕も彼女も汗だくとなっていた。
お互いにエクスタシーは感じているはずだ。僕も彼女もセックスのオーガズムにも似た感覚を味わっている。
その時、プロレスにのめりこみすぎたらしく、ナツキちゃんのパンツがふんどしの様に食い込んでいることに気付いた。
具が見えそうなその様子に僕が気を奪われた瞬間、彼女のアンドレザジャイアントなみのヒップドロップが決まって、僕は3カウントを喫したのであった。
お金くれる彼氏
愛人契約