僕の前には、制服姿の女子中学生がいた。学校からの帰りなのだろう、リュックを背負い、肩からはテニスラケットのケースをぶら下げている。
まさか、JCと援交する日が来ようとは。
ただ、僕はJCと援交したかったわけではない。この待ち合わせ場所に来るのは、四十路手前の人妻だったはずだ。
「ママ、用事が出来たんだって。私が代わり」
何を言っているんだ、この子は?
僕の頭の中に、現代の世界情勢と最新の芸能ニュースが飛び交った。パニックになると、全然関係ないことに意識が行く。
そう言えば、僕たちの世代のカリスマ的歌手が今朝がた亡くなったな、などと思っていると、彼女の方から僕に腕を絡めてきた。
「気にしなくていいよ。私、こういうの馴れているし、ママよりはフレッシュだよ」
いや、フレッシュとかそういう問題ではなくてね・・・。
さすがにホテルに直行するのはまずいので、近くのコーヒーショップへと彼女を誘った。
カウンターで商品を受け取って、席についてから落ちついて辺りを見回す。
浮いている・・・三十過ぎたおっさんが、女子中学生と向かい合ってコーヒーを飲んでいるのだ、怪しいことこの上ない。
別いちごで素人JDとセックスの約束で待ち合わせ
「あのおっさんJCと援交するつもりちゃうか?」「それって犯罪だよねーおまわりさーん」なんて、僕の胸の内に周りの人間の心の声が届いてくる。
ちらりと彼女を見ると、クリっとした目でじっと僕を見つめている。
結構かわいいかな・・・と思ってしまった自分を慌てて否定する。相手は子供だ。逃げなきゃダメだ逃げなきゃダメだ逃げなきゃダメだ。
「わかる、わかるよーおじさん」
彼女は一緒に注文したクッキーをバクバクほおばりながら、意味ありげにうなずいた。
「JCと援交するなんていろいろと怖いよね。でもご安心。怖いのは最初だけだから」
いや、怖いとかそういう問題ではなくてね・・・。てか、お願いだからそんなことを口に出して言わないで。ほら、皆聞き耳立ててるし!
僕は息をついて考えてみた。援交なんてハナからする気がなかった人妻が、娘を送り込めば相手の男もあきらめるだろう、とか考えたのか。いや、それだとすっぽかせばいいだけの話で割に合わない。だいたい、相手の男がロリコンだったらどうするんだ?
僕は、平静を装いながら、現れない母親のことを聞いてみた。
「ああ、ママね、私は知らないんだけど、高校のころ追っかけしてた歌手が死んだんだって。だから、今日一日は喪に服するらしいよ。娘で我慢してください、と伝えてだって」
いや、我慢するとかそういう問題ではなくてね・・・。
結局、僕はその場で彼女の宿題を手伝って、それから別れました。
フェラ友
ゲイ